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技術紹介

鋳造

溶融した金属を鋳型に注入して凝固させ、所要の寸法形状の鋳物とする金属加工法です。その歴史は古く人類が鋳造を始めたのは紀元前4000年頃のメソポタミア地方で型に溶かした銅を流し込んだのが始まりと伝えられています。日本で鋳造が始まったのは紀元前後100年頃。刀剣、銅鏡、銅鐸などが作られるようになりました。奈良時代になると釣り鐘や仏像が作られ、平安時代の半ばには日本各地に鋳造技術が広がっていきました。弊社ではこの技術を生かした、錫、鉛、半田の溶解、鋳造が可能です。

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製造工程

押出加工

材料ビレットをコンテナに入れて押棒で圧力を加えることでダイスの持つ断面形状を製品に出来る加工です。

製造工程

圧延

金属加工法の名称で、互いに反対方向に回転する2本のロールの間に加熱されたスラブ板を通過させて、薄くあるいはより細く伸ばす加工方法です。ロール間を通過するとスラブはロールによる圧力を受けて、気泡や粗大結晶組織をなくして均質な性質を得ることが出来ます。

製造工程

伸線加工

金属線を溝ロールや大小異なる穴径ダイスを通し、大きい穴の方から通した金属を小さな穴の方へ通していく事で、金属線を細くしていく塑性加工を伸線加工といいます。

製造工程

フライス(機械加工)とは

フライス加工は切削工具が高速に回転して切削していく加工法です。切削工具が上下に移動し、テーブルが前後左右に移動することで、平面、側面、溝などの加工を可能にします。

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製造加工例

品質保証への取り組み

弊社、品質方針に基づいて、ユーザーの期待とニーズに対応した製品の
製造販売に携わるすべての部門が協力し、品質保証活動を行っています。
また、顧客要求事項を確実に満たし、製品・サービスを提供するため
品質マネジメントシステムを構築しPDCAサイクルで評価と改善を行っています。

品質マネジメントシステムの監視を実施

  • 内部監査員による監査を各部署ごとに年2回実施
  • 認証機関テュフラインランドジャパンによる外部監査を年一回実施

定期的な品質保証活動について

  • 専任の社内品質管理者が各部署に対して工程パトロールを実施し品質の確保、継続的品質改善、問題の未然防止に取り組んでいます。
  • 品質環境会議の実施。月1度、経営層をはじめ各部署が問題点・改善事項を報告し情報共有を図っています。
  • 年1度、全社員参加でマネジメントレビューを実施。各部署ごとの年間部門目標に対して達成度合、進捗情報を報告しています。
  • 測定機器の校正の実施。月1度の社内校正・2年1度の社外校正を行い品質・仕様の確保保全を確認しています。

トレサビリティー対策

  • 弊社では製品に関する情報を全てデータ化しており、万が一不具合が発生した際も早急な原因追究の把握ができる管理を行っています。

品質の方針

品質保証課での検査・試験は、製品の確認・評価・解析・フィードバックと考えています。

私どもは、不良を取り除き流出を防ぐのではなく(検査による品質確保 ではなく)、各工程で品質の作り込みを行い、工程を管理することで不 良を発生させない仕組みを取り、不良が流出することのない生産を目 指しています。 そのために、各工程には工程内検査を指導し、工程改善に活かしています。 もちろん新製品・初回品(4M等の変更)がある場合は製造工程の設 計・試作製品の試験を行い、工程の保証を確認した上で生産を開始 し、製品の品質を保証します。紛争鉱物の購入禁止・調査・管理、指定禁止物質の管理も行っております。

弊社、品質保証課では日々の取り組みが新しい改善への一歩と考え、安心して出荷できるモノづくり、顧客要求を満たすモノづくりができるよう今後も取り組んで参ります。

三光金属株式会社
品質保証課潮 泰光

品質試験設備

品質保証課では製品の信頼性確保のため試験設備を多数導入して技術革新、
ニーズに対応したトップクオリティの製品供給に努めています。

  • システム実体顕微鏡
    SMZ800(Nikon)
  • 画像寸法測定器
    IM-6000(KEYENCE社)
  • DSC高感度
    示差走査熱量計(Rigaku)
  • LSX-266
    レーザーアブレーション(エステジャパン)
  • 蛍光X線分析装置
    (E&M)
  • 引張強度試験機LSC
    (東京試験機)
  • ICP発光分光分析装置(Thermo SCIENTIFIC)